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MIGseq法によるイワナの系統地理研究の論文が公開されました。

本州の河川源流部に棲息する在来イワナ個体群をMIGseq法を用いて解析しました。本論文では、本州中部以西のイワナを、日本海型(ニッコウイワナ)、太平洋型(ヤマトイワナ)、琵琶湖型という3グループに遺伝的に区別することに成功しました。ここではさらに、河川源流部に陸封された個体群の遺伝子型をもとに、河川争奪などの地形形成の変遷を調べることができる可能性を示しています。

本研究の内容は、国立環境研究所の環境展望台で紹介されました。
https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=35058

プレスリリース記事
https://www.setsunan.ac.jp/news/detail.html?id=5881

論文名: Systematic headwater sampling of white-spotted charr reveals stream capture events across dynamic topography
掲載誌:Journal of Biogeography
DOI: 10.1111/jbi.14553
https://onlinelibrary.wiley.com/share/author/CKUVFYEK8W9QNMQDRKBD?target=10.1111/jbi.14553 

本研究と研究チームに関する北大小泉さんのコメント