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目指すは峠、分水嶺。山の中の川に行こう!

 

 

 

 

 

 

①川の流れは永遠か?地形と生物分布についての研究

分水嶺、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。僕にとってこの言葉は特別な響きを持っています。幼い頃に初めて日本海側(鳥取)に行く道中、「川の流れが逆や!」と驚いたことがあります。

この「分水嶺」を越えると、上の写真のように川に棲む生き物のグループが変わる、ということが起こる場合があります。そして、今地図上に固定されていると思える川の流れや、峠の位置が地形の形成と共に変化してきた、ということが分かっています。

地形の形成が生物の分布や種分化にどのような影響を与えてきたか、このような研究を始めたばかりです。

②暑がりの魚は大丈夫?冷たい水が大好きな魚の限界集落についての研究

鮭(サケ)と言えば、北海道、東北地方。或いは、最近ではノルウェー産などもよく見かけます。この類の魚は冷たい水が好きなのです。一方で、最近の夏は暑い、冬場の雪が減った、という話をよく耳にします。大洋を自由に泳ぎ回る魚と違って、川の上流に棲む暑がりの魚はどうなっていくのか?このようなことも調べていきたいと思います。